おもちもちもち

娘、おもちとの手さぐり育児記

憧れの金髪(前編)

2月いっぱいで、4ヶ月お世話になった職業訓練も終わり、同時に保育園も終わってしまったおもちと久々の二人での生活。

イヤイヤがマジで激化してきて参る事も多いですが、これも成長…と冷静に思える時と、噴火する時もあります(笑)でも、嬉しい面での成長も増えました。

中でも元々ダンス大好きなおもちが、最近歌も歌うようになってきて、まだまだ宇宙語の彼女が、保育園で習った「鬼のパンツ」を


「おいーのぱんちゅー ぱんちゅー♪
(おにーのパンツは良いパンツー)

どっどー! どっどー!」
(強いぞー!強いぞー!)


と、全力の振り付きで、いい感じに外れた音程で歌って踊っているのを、親バカ全開の眼差しで眺めるのが癒やしになっているこの頃。


それはさておきですね!!

3月に入り、何にも所属していない、このフリーな1ヶ月間。

私は小さい頃からの人生における夢を1つ、叶えることが出来ました。

それは…


金髪。

明るい茶色どころじゃなく、ほんとの金。

全体。まっきっき。


許される時が来たら、1度だけでも、完全な金髪にしてみたい。

そう思い続け、

「高校卒業したらやろう!」
(いやいや初対面の印象悪すぎるやろ!彼氏も欲しいし、やめやめ!)

「専門学校卒業したらやろう!」
(会社の規定はカラーの何番…ほぼ黒やんけ…)
(しかも接客で金髪はなかなか無理がある…)

「産休入ったらやろう!」
(お腹の子に影響あったら困る…そもそもつわりで死にそうやから絶対耐え切れない)

「産まれたらやろう!」
(美容室行く暇もないわい)

「ちょっと落ち着いたから…」
(支援センターとかで浮きまくるな…)


とまぁ、色々と考えたりその時期その時期で現実的に難しかったりで、あれよあれよと20代も終盤。

これはもう、私のような人間がトライするには最後のチャンスや!!!

ということで、3月の初週、勇み足で美容院のドアをくぐりました。

担当についてくれたのは、おしゃれな細かめパーマ(チリチリともまた違う、オシャンーな感じ)のお兄さん。
若干怯みましたが、どんな感じにします?と聞かれて、

ついに来た!この瞬間が!!

と、長らく温めていたその呪文を唱えました。


「あの、えと、長年の夢だったんですけど、き、金で!」


自信のなさが影響してしどろもどろになりましたが、色んなものをかなぐり捨てての注文(大袈裟でしょうが、私にとってはそれだけハードルが高かった。。)


ちなみに、カラーとブリーチって違うんですね…私、恥ずかしながら勉強&リサーチ不足で、この時まで全く知らず、カラーで予約してました。

カラーより、ブリーチって大変だし、時間もかかるらしいです。何回もブリーチして希望の色にしたり。何かよーわからんけど、急に言われると困るやつみたいなので、検討中の方、是非私のように愚かな突撃をしませんようお気をつけください…

そんな背景もあって、「あ、金…ですか、ブリーチってことでいいですか?」と、少し思案顔のお兄さんに、勇気振り絞りまくってすっからかんの私は一瞬パニック。


やべー私変なこと言った!?やっぱ「お前なんかが金?笑」みたいに思われた!?あー死にたい!!

ていうかブリーチ!?なに!?聞いたことあるけど、それやれば金髪になるん!?どゆこと!?


と、ポーカーフェイスの下でドタバタ。
でも、表面上はほんと眉一つ動かさない感じで、

「あ、えーと、そうですね…」

とか言っちゃった。いやいや、慣れてますから、みたいな顔してお前言ってるけど、さっき長年の夢とか言ってたよね。こう振り返ると間抜け極まりない。

あーもうどうにでもなれ、と内心しょんぼりしていると、時計をちらっと見たお兄さんが

「お時間、ちょっとかかりますけど、大丈夫ですか?」

と聞かれ。そこで私はやっちまった事に気付き、慌てて無知を侘びて、こちらは大丈夫だけど時間的に他の方の予約とかで難しければ出直すと伝えました。

が、美容師さん(そのお兄さん)は大丈夫、との事で、なんとか無事、金髪へのドアを開けることが出来ました…!
(お兄さん本当にごめんなさい、短い時間で仕上げてもらってありがとうございました!)


…と、ちょっと今回で全部書けなそうなのでここまでで一旦区切りします。続きは後編にて!