おもちもちもち

娘、おもちとの手さぐり育児記

ギャンギャンオギャーンな日

今日は…キツかった…

いちさんの出勤が遅めだったので午前中は一緒にスーパー行ったり三人で過ごして平和だったんですが、彼の出勤後、おもちフンフン文句言って眠そうやなぁと思ってしばらく抱っこゆらゆら。

でもいつまでもお目めぱっちりで、寝室に連れていってみても泣くだけで全く寝ず、私が疲れて抱っこしたまま座椅子へ着席。が、即座に「立って抱っこせんかい」とお怒りのおもちさん。でも腕も痛いし疲れたし、座って抱っこでいいやんーと私も対抗。

するとどんどん仰け反り暴れ叫び始めるおもち、すごい絶叫が耳をつんざきます。が、ここですぐ折れるのもなんか癪な私も「いややーむりー眠いなら寝ていいからー」と叫んで対抗。

10分ほどは、どんどんボルテージの上がる叫び泣きに、前よりはあまり精神的ダメージ受けないなぁと思いながら苦笑して観察していました。すっげーエネルギッシュやなぁ、いつまで泣くんやろ、とか考えながら。

なので、しばらくこのままでいたら諦めてこの状態で寝るかなぁ?と淡い期待と、いつも君の要望が通ると思うなよ!眠いならここで寝ろ!という意地で、座ったままおもちの泣く様を見守っていました。

…が…いつまで経っても諦めない。寝ない。
泣く、叫ぶ、仰け反る、手足を振り回して激怒。

途中、あまりに仰け反って暴れるので、じゃあそんなに嫌やったら降りればいいよーホレ!と仰向けに床に降ろすと、もうさらに爆発的に絶叫して泣き、しばらくその場でジタバタした後、寝返りを打って、泣きながら私の膝のところまでハイハイしてきて膝に顔を押し付けてきました。

今までは動けなかったのでその場で泣き続けるだけでしたが、自分の意思で私のところにすがってきている様がめちゃめちゃ可愛くてちょっとニヤける私(笑)

それでまた座ったまま抱っこしてやったんですが、同じくジタバタギャンギャン。これを何度か繰り返しましたが、まーーーったく諦める気配もないし、ちょっと静かになったかな?と思ってもすぐにギャーーーーン!!!!!!

最初から立って抱っこしてやれば一番良かったんだろうけど、私も人間なので疲れるし、今日は何となく、すぐ要求を受け入れてやれるほど余裕がなかったのです。

で、子供を産んでから常々不思議に思うんですが、普段目に入れても痛くないって割と本気で思うほど愛している我が子でも、延々と止まることなく泣かれ続けると、心がすごい勢いですり減っていくんです。

赤ちゃんが泣くって当たり前のことなのに、もうイライラして仕方ない。あり得ないほどうるさく感じてしまう。

今日も、今までよりは余裕が出来ていたから気づかないふりをしていられたのでしょう。ふと気付くとかなりイライラが蓄積されていて、うるっさい!!!と叫びたくてたまらなくなっていました。

これは駄目だーと思ってついに立って抱っこをしてやるのですが、すっかり火の付いたおもちはそれでもしゃくりあげながらギャンギャン泣きます。さらにイライラ。

もう立って抱っこしてるやろー?眠いなら寝ねんやー!と、出来るだけ気持ちを抑えて普通のトーンで言おうとするんですが、つい苛立った声になっていることが自分でも分かります。

いかんいかん、怒ったってしょうがない、こんな小さな赤ん坊に怒ったって怖い思いさせて余計泣かせるだけ…

と頭の中で必死に自分に言い聞かせ、おもちが落ち着くまでひたすらゆらゆらしていました。その甲斐あって、しばらくして普段通りになった所で床にお座りさせると、少しぐずったものの、そろそろと近くのおもちゃで遊び始めました。

でもまたすぐ怒り出すなこれは…
怒るくらいなら寝てくれよ本当に…

とぐったりな私。

でも今はまだまだ昼、一日は長い。ただでさえ寝ないおもち…すでに疲れた…これがずっと続くとかやっていけるのか私…

なんだかどんどん自分の気持ちが落ち込んできてるのが解ったので、慌ててコートを着て身支度を整えて、おもちに靴下を履かせ抱っこ紐に入れて、防寒対策をガッツリして、犬の散歩へ出ました。

外は寒波+土地柄の強風で寒かったですが、快晴で青空が綺麗でした。

足元には気を付けつつ、なるべく空を見上げて、気持ちが落ちないよう暗い顔にならないように、景色をおもちや犬に話し掛けたりして歩き。

歩調も、ノロノロ歩かず、なぜか頭に浮かんだTOKIOの花唄を心の中で歌いながら、リズミカルに。泣き出しそうな気分だったから、あの歌詞が浮かんだんだろな。

花吹雪はまだ先だけども、お陰でもう少し大きくなったおもちと桜を見る日を想像できて、楽しみだなぁ、と思いながら帰ってこられました。しかもおもちも寝た…!!

私はメンタルがペラッペラの激弱人間なので余計ですが、核家族は特に子育てしんどくなる人が多いと思います。

実家ではのほほんと構えていられたけど、今は毎日肩に無駄な力が入っているのが分かる。分かってても知らないうちにまた力んじゃう。

だって困ってもほとんど自分しかいないから。逃げ出せないから。産んだのは自分だから、自分で何とかするしかないから。

正直、衝動的な虐待のニュース、他人事じゃないなぁとも思います。子供を産むまで、子育てがこんなにしんどいとは思わなかった。

こんな小さな、自分ではまだまだ何もできない赤ちゃんが、ただ泣いているだけなのに、一人でそれに接しているとこんなに気持ちが追い詰められるなんて想像だにしていませんでした…。

望んで望んで、待ちわびた我が子。勿論普段は可愛くて仕方ない。

それでも、つい声を荒らげてしまったり、良からぬ衝動に駈られそうになるのは、どうやら少数ではなく、かなりの割合のお母さん(お父さんの場合もあり)が経験することのようです。

もしそういった事で悩むご家族がいらっしゃる方がこれを読んでくれたなら、正論で詰るより先に、せめてその気持ちに寄り添って話を聞いてあげて、大変だったね、と肩を支えてあげてくれるといいなぁと思います。

そして現在進行形でグズグズギャンギャンで辛い方。


わかるよーーーーーーーーーーー!!!!!!


つらいよね!しんどいよね!!
いつまで続くんかって暗い気持ちになったりするかもしれん。何で私ばっかりこんなしんどい思いせなあかんねんってのもあるかもしれんし、イライラしてしまう自分に嫌気がさして後になって反省、ってこともあると思う。

でも、この一瞬一秒、確実に時間は過ぎていってて、辛いと思っている今はきっと思ったより早く懐かしい過去になる。辛い今日だったろうけど、全く同じ辛い日っていうのは二度となくて、子育ての辛い部分のうちの1日を今日あなたは頑張って乗り越えた。子供も元気!素晴らしい!

そして残酷なまでに我が子は知らないうちに成長していってる。一緒に過ごせる時間も、今この瞬間も着々と短くなっていってる。早く大きくなってもらって楽になりたい!!と思う今は、いつの日かの自分にとってどうにかして巻き戻したいほどかけがえのない思い出になる。

負けるなー!きっと明日はまた、超絶可愛い声でキャッキャ笑うあの子を眺めて、幸せだなって思えるはず。明日が駄目でも明後日そうなるかも。

そういう風に、頭の中で屁理屈こねながら、私も8ヶ月母ちゃん業務励んできたので、きっとこれからだってやれるさ、うんうん。通りすぎてきた日々は実績やもんね。

力抜いて、適当に、適当に。