おもちもちもち

娘、おもちとの手さぐり育児記

青森へ、家族で。【これからのこと、編】

さてさて、ようやくの続きです!


長い長い移動時間を乗り越え、ようやく降り立った新青森駅


毎度驚くのですが、空気がぜんっぜん違う!!それはもう異国に来たように、湿度の低い涼しい空気、風が吹くと5月でも寒いほど。発車の合図のねぶた囃子を聞きながら、おもちを抱え込んでさみーさみーと足早に改札へ。


そこから電車に乗り換え、最寄り駅に到着。迎えに来てくれて久しぶりに会った義両親は、二人ともお元気そうでした!


そこから2泊3日、お義姉さんたちや甥っ子姪っ子ちゃんたちとダム湖の水陸両用バスクルージングや、弘前の洋館など一緒にあちこち遊んだり、温泉に行ったりして、その他は基本的にはのんびり過ごしました。


そして2日目の夜。

いちさんに目配せして、2人でそわそわしながら居間に着席。いちさんの呼び掛けで、お義父さんとお義母さんがテーブルの向かいに座りました。


どう話を切り出したものかと、いちさんの考えている事が手に取るように分かりました。

固唾を飲んで、心の中で頑張れー!と念を送るしかない私。


そこで初めて、


転勤族から脱するため、転職を考えている事


転職先は、子供のこれからの事や私の両親からのサポート、仕事面、交通アクセスなど色々な事を考えた上で、私の地元の福井にしようと思っている事


これを包み隠さず話しました。



付き合いも長いので、ご家族みんながいちさんを可愛く思って、毎回帰省を楽しみにしている事を私はよく知っています。


また、いちさんは末っ子ながら長男。

お家に戻ってくるのを、全く期待されていない訳ではない事を、私もいちさんも感じていました。


それでも、夫婦であれやこれやと話し合いを重ね、最終的に決断した事。


それは、大切に思ってくれているからこそ、ご両親にはちゃんと面と向かって話して、伝えておかないといけないよね、ということで、これが今回の帰省の最大の目的でした。



話をしている間、お義母さんが目を伏せてじっと聴いてくれているのを見て、私がおもちにいつかこんな話をされたらどうだろう、と思うと胸が痛くて、申し訳無い気持ちでいっぱいでした。


反対されても仕方ないし、その時はお二人とも話し合いを重ねて、理解してもらえるように努力するつもりでいました。


でも、しばらく沈黙があった後、お義父さんがおもむろにパッと顔を上げてあっけらかんと


「いいんでない?」


と放ち、お義母さんも頷いてくれました。



色々考えて、その上で決めたんでしょ?

それなら私らが口出すことじゃない。

夫婦で決めて、自分らでそこで頑張る!って決めたんなら、それで良い。


頑張ってやってみて、それでもし駄目だったなら、また違う方法をその時考えればいい。

こちらを頼ってくれてもいいし、しろさん(私)のご両親に助けてもらうなり、必ず何とかなるから。


でも、自分らで何とかしようとしすぎて、借金したり悪い方向に行く事だけはやめてほしい。

困ったら必ず、連絡だけして欲しい。

それだけは言っとく。



考え考え掛けてくれた、重みのある一言一言に、本当にいちさんの事を大切に思う気持ちが伝わって、危うく私が泣きそうでした。


頑張れ。という声に改めて、私もこの人たちの大切な子供であるいちさんを大切にしないと、と思いました。


その晩、眠るおもちを眺めながら、いつかおもちにもこういう日が来たら、必ず今日のお義父さんお義母さんのように、背中を押してあげられる親であろうね、と話し合いました。



こうして、人生の大きな転換期である転職&引っ越しを決行することになりました。


引っ越しから早いもので2ヶ月、近くなったもんだから大いに実家のサポートを受けまくり(笑)、今のところは万事順調な日々です!


でも、これから何がどうなるかはわからない。

不安はいつでも付きまとうし、新しいことを始めるのはワクワクする物だけれど同時にリスクだらけ。


長く居れば嫌になることだって出てくると思うし、めでたしめでたしで完結ではないのが人生(偉そうやな)。


それでも、あの時の義両親の言葉が、間違いなくこれからの大きな武器、心の支えとなってくれると思います。


一家、頑張るぞー!!

おすすめおやつ!ドーナツアイス

猛暑が少しずつ影を潜めてきましたね。

特に今年の夏はマジで殺人的な暑さだったので、ホッとしている反面、晴天続きの浜松にいた頃とは違い連日の雨にちょっとうんざりしつつあります(笑)

 

 

さてさて、近頃、我が家の適当すぎる離乳食の進みにより、1歳3か月にして既に色々と召し上がっていらっしゃるおもちさん。

 

※この辺は詳しく書くと怒られそうなので割愛。おもちの凄まじい食事拒否の長かった期間を経て、1歳を過ぎてからというもの禁忌の物(アルコールとかね)以外は何食べても元気に生きてりゃオールOKが信条になりました(笑)

 

その為、最近はもう、私やいちさんが何かを食べているとすかさずロックオン、据わった目で近づいてきて、目の前まで来て両手をパチーン!

(いただきますのポーズ、つまり寄越せ、ってことです)

 

何なら口を開けて「あー!」と催促。。

 

 

こんな調子なので、もうおもちの目の届く範囲ではおちおちおやつも食べられません・・・一口でもあげたが最後、エンドレスもう一口。最後っつってもそんな事は知ったことかと騒ぎまくる。ていうかバレた時点でアウト。赤ちゃんせんべいで誤魔化しても、彼女が食べきる前にこちらも片付けてしまわないとすぐに標的にされる。

 

でも、何かとストレスのたまる育児(勿論喜びも沢山だけれど、その瞬間以外は淡々と続く日常と、自我がどんどん出てきた我が子との闘いの連続)。

 

甘い物でも補給せんとやってられん!!

 

ということで、甘党の私が手軽さや、見た目、美味しさなどで気に入ったおやつを、今後見つけ次第紹介するタグを作ろうと思いました。ママ観点だけでなく、単純におすすめしたいおやつも紹介しますので、ご参考までにー。

 

 

ということで記念すべき第一弾!

 

福井に来て初めて見つけた、こちらのアイス。

 

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オハヨー乳業、ドーナツアイスミニ。

 

いちさんが手頃な価格と見た目で気になって買った、と言っていました。

近所のゲンキー(福井発のドラッグストア、店内で流れる”近所で節約できる店~、ゲーンーキー♪”の歌が頭から離れなくなる)で購入したのですが、他のアイスの中でも価格が安い方だった分、ハズレのリスクも感じつつ、思い切ってレジへ。

 

これが、我が家では大当たりでした!

 

 

一口サイズの大きさは、おもちに隠れてささっと口に放り込める!

 

小ささの割にしっかり濃厚なミルクの味、そしてざくざくと食べ応えのあるクランチ!

 

味はチョコ、ストロベリー、キャラメルの3種類で、どれを取ってもハズレ感無し!飽きない!

 

同じような一口タイプのアイスのファミリーサイズ(Pから始まるあの有名アイス)と比べて、お値段めちゃめちゃお手頃!

 

そして見た目がほんと可愛い。

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出すとこんなん。

 

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映えー!!

 

ちなみにこの子皿は数年前に初詣で参拝した鶴岡八幡宮で振舞われたお神酒の皿(笑)

 

 

コロンと可愛い見た目に絶妙な食べ応え、何より子に隠れて食べ切るのが困難なアイスをシュバッと口に放り込める有り難さ!

 

今夏超おすすめのアイスです。皆様もお近くで発見されたら是非お試しくださいな。

 

ちなみにうちは今冷凍庫に2箱あります(笑)

 

 

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1歳3か月連れて避難してみた

 

続きは次回!と書くと、高確率で後回しにしすぎて結局書けなくなる私です、こんばんは。青森編続きはまたいずれ・・・(笑)

 

 

さてさて、今朝から列島を大いに騒がせている台風21号。

皆様ご無事でしたでしょうか。東北・北海道の方は引き続きご注意ください。

 

 

今回の台風、マジでヤバかったらしく、あちこちで屋根が飛んだり車が飛んだり人が飛んだりしていたそうで、

(ピザ配達の方が飛ばされた動画を見たけど、こんな危険な日に人間が運ぶと解りきっている宅配ピザを頼む奴は本当に血の通った人間か?と疑問に思う。)

 

福井県も台風のド直撃を受けるという予報に、前日から私達も危機感を募らせていました。伊勢湾台風並みとか、25年ぶりの非常に強い状態での上陸とか、気圧の低さとかに漠然と「今回はヤバそう」と、不謹慎にも少しワクワクもしつつ、ちゃんと備えないとなーと夫婦で言い合っていました。

 

 

しかし奇しくもこんな日に限って、私は来春の就職に関するセミナーにおもちを連れて参加する予定が入っていました。

 

正直、保育園の申し込みの関係もあって早く行動したいし、申し込みも済んでいるし、予報では昼過ぎから天気が荒れるとなっていて、午前中だけのセミナーだから行けるんじゃないか?っていうか行きたい!!と思っていました。

 

けれど、予定している時間をオーバーする可能性は大いにあるし、何より私だけならともかくおもちを危険に曝すのだけは避けたい。さらに予報では天気が崩れるのは昼過ぎとは言っているけれど、自然現象の台風が人間の予報通りに動くとは限らない。

 

そして今朝まで様子を見てみましたが、予報は変わらず、出勤していくいちさんにもやんわりと欠席を勧められたのもあり、熟考の末、今日は欠席することに決めました。

結果的には何も無かったし行けそうだったけれど、今考えてもリスクを考えると今日はやめといて本当に良かったなぁと思います。

 

 

そのため今朝はいちさんを見送ってから、おもちを見つつ家の外の飛ばされそうな物の片付けや、最近存在を知った、縁側の立て付けの悪い雨戸と戦って何とか片方は閉めたり(もう片方はどんだけ頑張っても無理だった悔しい・・・)、バタバタと家の防災をしていきました。

 

けれど、築40年過ぎの我らが新居。あちこち隙間風が吹き、何となく頼りなげな佇まい。先日の台風でも、マンション住まいだったこれまでとは打って変わり、雨風の凄まじい物音や屋根の軋む音にヒヤヒヤしたものでした。前回は大丈夫だったけれど、今回の台風を果たして乗り切れるか・・・

 

そこでふと。

 

 

避難、してみるか・・・?

 

 

と心に過りました。台風情報収集のためにつけていたTVでも、早めの避難を再三呼びかけていたのもあります。

 

どうしようかなーと思いつつ、一応何かあった時にすぐに行動するためにも、と、防災用品をチェックし、必要そうなものを詰め直したりしていたところに、町内の防災無線の音が外から聞こえてきました。

 

それによると、市内の避難準備が発令されたというものでした。この時午前10時。

(ちなみに避難準備というのは、「避難の準備をしろ」という意味だけでなく、避難に時間のかかる高齢者や、今回の私達のような小さな子供のいる家庭は避難を開始しろ、というものなのです。子供を産む前は完全に他人事と思っていましたが、今日、この情報の大切さを痛感しました。)

 

慌てて準備した荷物を玄関にスタンバイして、風が強くなった時のために少しでも被害が少なくなるようにと、ガラス窓のカーテンを閉め、家中のドアと言うドアを閉め、すぐに避難できるように準備をしました。

 

何も知らないおもちはそんな私に楽しそうについて回り、あれこれ散らかしながら跳ね回っていました(笑)

 

 

そして、さぁ行こう!と思った時にはおもちの昼寝時間にちょうど差し掛かり、本人も眠たそうにしていて、場所見知りも人見知りもするおもちは避難所ではゆっくり眠れないだろうと思い、台風の影響もまだそこまでひどくなかったのもあって、昼寝をさせてから向かうことにしました。

 

その間に、停電した時のために炊けるだけ炊いておいた米をおにぎりにして、転入の日に役所でもらった防災タウンページを流し読みし、携帯で台風の状況や避難先をチェック。私達の避難先は、家からほど近い公民館でした。念のため、いちさんや実母にも避難することを連絡。

 

正午過ぎにようやく元気に起きてきたおもちを、久しぶりの抱っこ紐に入れて(歩けるようになったけれど、この子に合わせていたら避難所に着く前に台風に追いつかれるので笑)、非常食やおむつやラジオやらなんやら入ったくっそ重たい荷物を抱え、えっちらおっちら公民館へ。

 

 

行くまでは誰一人歩いていない路地に、慎重すぎたかな?大袈裟すぎかな?と不安になっていた私でしたが、公民館に着くと出入り口に「避難所開設中」と大きく紙が貼られていて、それだけで受け入れてもらえた感じを受けてとても安心したのが印象的でした。

 

中に入ると、職員の方が2人がいて、避難者カード(だったかな?)と書かれた紙に記入するよう言われ、氏名、住所、生年月日、緊急連絡先、そして情報開示の範囲(家族、親戚、知人、報道機関があり、開示しても良いものに丸を付ける、というものでした。)を記入してから、奥の和室に設けられた避難所に通されました。

 

室内にはすでに私たち以外に3組ほどがいらしていて、みんなおじいちゃん、おばあちゃんばかりでしたが、おもちも私も優しく迎えてくれました。

 

 

そこからいちさんが職場から早めに帰された15時頃までを避難所で過ごしましたが、空調も効いていて電気もテレビも煌々とついている、他に沢山人のいる頑丈な建物で過ごせたのは、自分がおもちを守らなければ!と張り詰めていた私にとってはとても安心できることでした。

優しい職員さんたちもおもちに構ってくれて優しい言葉をかけてくれて、とても有り難かったです。

 

その後いちさんが迎えに来てくれて家に帰りましたが、その時には風雨共にとても強くなっていて、外に出るまでは全く気付かないほどだったので「避難所すげえ!!」とびっくりでした。

 

家は案の定雨漏りしていて、あわあわと2人で対策に追われました(笑)おもちは帰ってきたパパに大喜びで、その様子に歓喜するパパ(いちさん)はもうとろけんばかりの幸せに浸っているのが傍目にも解りました。パパっ子になってくれて良かったね!!

 

 

今回避難してみたことで、得たものはとても大きかったです。

 

避難所によっては水や食料の用意は無いため、自分たちで持ち込むしかないこと。

毛布などの貸し出しはあっても、返却はクリーニングしてからになるところもあること。

テレビで見たように、だだっ広い和室などで過ごすことになるため、暇つぶしになるものがあった方がいいこと。

他の人もたくさんいる為、授乳やおむつ替えに苦労しそうなこと(おむつ替え台がなくて困った・・・!)。

 

そういった困った点を知ったので次回の避難時に備えられるようになりました。

 

 

そして何より、今回避難してみたことで、次回の有事の際に行動しやすくなったことが一番の収穫でした!

 

避難、となると、今回の私のように「この程度で行ってもいいのかな」なんて考えて、二の足を踏んでしまう場合は多いと思います。

 

でも、市からの開設のお知らせがあった時には、ちょっとでも「怖いな」と思ったら行動していいんだなーと気持ちが軽くなりました。

 

だって、避難してもらうために開設してんだから!必要だから開設してんだから!!

 

大袈裟だろうが、結果的に何もなかったとしても、未来は誰にもわからないし、行動したかしなかったかで、未来は大きく変わったりします。

 

今日、防災の情報を検索していて見つけた、東日本大震災の被災者が作った標語がすべての災害に通じていて素晴らしいと思ったので紹介します。

 

 

【100回逃げて、100回来なくても101回目も必ず逃げて!】

 

中学2年生の女の子が作ったものだそうです。

 

津波にしろ、台風や豪雨にしろ、備えて備えすぎないことはありません。

 

何もなかったからやって損した、ではなく、何もなくて良かったね!と笑い合える幸せは何にも代えられません。

 

もしこのブログにちょっとでも思う所があったなら、避難所を確認してみたり、防災リュックを確認してみたりする機会に少しでもなってもらえれば、とても嬉しいなぁと思います。

 

異常気象が続く昨今、皆様がなるべく無事で過ごせることを祈っています。

気を付けよーぜ!!

 

 

 

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てんちゃん、またね

青森編の更新が止まっている中ではありますが、どうしても今書いておきたいので。



タイトルからお気付きの方もいらっしゃると思います。

我が家の獣たち第一子、フェレットのてんちゃんがついに旅立ちました。7歳7か月でした。



まだブログには詳しく書けていませんが、8月上旬に私達は私の実家のある福井県へと移住しました。


浜松にいた頃から、少し足腰が弱っているのを感じていましたが、少々ふらつく以外はとても元気でした。けれどセーブルでふかふかだった毛並みは、増えた白髪により全体的に白っぽくなり、細い尻尾が禿げてきているのを見て、お前ももうすっかりじいちゃんだなぁ、といちさんと寂しく思っていました。


そして引っ越し後すぐお盆になり、親族が実家に集まっているので、有給休暇消化中の私達も、獣たちを連れて実家で過ごしていました。


が、その辺りから、てんちゃんの息が深く、少ししんどそうな様子が表れ始めました。そして、今までは無かった、トイレの失敗。


足がすっかり弱っている様子だったので、今までは何でもなかったトイレの段差も乗り越えるのが困難になったようで、排泄物で体が汚れてしまうことが増え、これはいよいよ年なのかなぁとまた寂しく思いつつ、若い頃よりかなり筋肉の落ちた、力ない身体を洗ってやったりしていました。


我が家に戻ってからしばらくは、たまにトイレを失敗しつつもほとんど普段と変わらない様子でした。まぁ、歳のせいだろう、元気もあるし、きっと大丈夫、と思っていました。私もいちさんも、そう思いたかった。


けれど、思いも空しくてんちゃんは急激に弱っていき、息も体全体を使うような深いものになっていったため、病院へ連れて行こうと言っていた矢先。


亡くなる当日の朝、先に起きたいちさんに呼ばれてケージ内を見ると白い泡のような吐瀉物があちこちにあり、その間もてんちゃんは聞いたことのない声を上げながら、口から次々泡を吐いて、ぐったりとしていました。
これまで病気らしい病気はほとんど無かったてんちゃんのその姿に血の気が引き、慌てて近くの小動物も診療対象の動物病院を検索。すぐにいちさんに連れて行ってもらうことになりました。


この時、2月に亡くなったらんちゃんの状況と酷似していて、おもちがいる為留守番となる私は出発前、玄関で小さな移動用ケージに入ったてんちゃんを撫でながら、祈る気持ちで


「今日は無理でも絶対帰っておいでね、母ちゃんも待ってるからね。」


と声を掛けました。


ふう、ふう、と弱弱しく、でも頑張って息を続けていた、どんなに老いて弱っても可愛い姿。
これが私が見た最後のてんちゃんでした。



送り出す時はこう言ったし勿論本心ではありましたが、正直、過去の経験から、もう駄目かもしれないという気持ちは強くありました。
年齢的なこと、明らかに弱った状態。処置をするにも限界があります。やれることはきっと少ないし、仮に今回助かってもきっと長くはない。


けれど、前日も、つらそうではありながらも、ケージを開けると頑張って身体を起こして自力で出てこようとして、撫でる私やいちさんの手をぺろぺろ舐めてくれていました。
死ぬ気なんてさらさら無い姿に、ひょっとしたらまた元気に復活して帰ってきて、あちこち跳び回るんじゃないかなぁ、と、信じたい気持ちも強く強くありました。



昼近くになっていちさんが帰ってきて、検査のため一度預かりになったこと、脱水になっているのと肺の辺りに水が溜まっている(おそらくそれで呼吸が苦しい)のはわかるがはっきりとした原因が分からないこと、血液検査の結果は特別数値は悪くないことなどを聞き、少し安心できました。


検査結果を聞くのは午後ということになりましたが、その日私は訳あって午後から外出し、帰宅は翌日になる予定でした。
本当は一緒にてんちゃんを見に行きたい気持ちで一杯でしたが、いちさんの厚意もあり、出掛けることにしました。きっと大丈夫だと、思ってしまった。帰ってくる頃には、あの子はまたきっと元気にここにいる、と。


夕方いちさんから来たラインでは、てんちゃんが一時的に帰れるようになり一緒に帰宅したこと、詳しい検査は外部機関での確認になるため時間を要すること、明日から投薬での治療になることを教えてもらい一安心でしたが、一緒に送られてきたてんちゃんの動画はやっぱりしんどそうに息をしていて、胸が苦しくなりました。早く帰らないと、と焦りました。



そのたった数時間後。


いちさんから着信が入りました。
慌てて出ると、荒い息と、聞いたことのないくらい取り乱したいちさんの涙声で、一瞬で解りました。



「てんちゃん  死んじゃった・・・」



ああ、とだけ声が漏れましたが、力が抜けて、しばらく何も言えませんでした。

ただ見上げた空に月が綺麗に浮かんでいて、真っ白の頭の中、ああ、こんな月が綺麗な日にてんちゃんは行ったんだな、と呆然と考えていました。
不思議なくらい、その時は何も、悲しいという気持ちすら湧いてこず、ただただぼんやりとして、電線にかかる月を眺めていました。



いちさんの話では、風呂に入っている間に何かバタバタと聞こえ、戻ってケージを見ると血交じりの水を吐いたてんちゃんが横たわっていたそうです。慌てて夜間救急の動物病院を探したけれど、その間に心臓が止まり瞳孔が開いてしまったとのことでした。


最後苦しい中で死なせてしまった、と彼は泣いていました。俺がいたのにごめん、と。


けれど、きっと誰がどう頑張っても結果は変わらなかっただろうし、私は最後にてんちゃんの傍にいちさんがいてくれて本当に良かったと感謝しかありません。
私が、いなきゃいけなかったのに。



翌朝、帰宅すると、綺麗に掃除されたケージに、保冷剤を枕にタオルを体に掛けてもらって、静かに目を閉じているてんちゃんがいました。
嫌でももうここにいないことを思い知らされました。抱き上げると、ひんやり冷えた体と、熟睡した時のようにだらりと垂れ下がる首で、余計に思い知らされて、一気に涙が溢れました。


撫でながら見ると、いちさんがシャンプーも耳掃除もしてくれて、いつも暴れて難しかった耳の細かい部分もすっかり綺麗になっていて、お前良かったなぁ、父ちゃんにキレイキレイしてもらったんか。と話し掛けながら何度も撫でました。おもちも、わかっているのかわかっていないのか、なでなでしてあげて、と言うと優しくてんちゃんを撫でて、触れたことが嬉しかったようで笑顔になっていました。


死んだって、てんちゃんは可愛かった。おもちにも、優しいお兄ちゃんだった。ケージ越しにしかあまり接触させてあげられなかったけれど、おもちが多少自我のある頃までてんちゃんがいてくれて良かった。


夜はおもちが寝た後、いちさんと一緒にてんちゃんを挟んで酒盛りをしながら、てんちゃんの思い出話をして一緒に笑ったり少し泣いたりした。
てんちゃんを撫でながら、「もし良かったら、次は母ちゃんのお腹に戻っておいで。」と伝えました。



翌日、火葬場に向かう車の中、いちさんと「てんちゃんらしい」と選んだピンクと黄色のガーベラを詰めた箱の中で眠るてんちゃんを撫でながら、あぁこの子も焼いてしまわないといけないのか、嫌だな、とぼーっと考えていました。


車が火葬場に着いた瞬間、もう随分泣いたから出ないと思っていた涙がまた溢れそうになりました。
着いてしまったら、もうお別れしなきゃいけない。
このまま手元に残せたらいいのに。ずっとずーっと、一緒にいられたらいいのに。
解っていても、とてもつらくて寂しいことでした。



施設に入り受付を済ませ、体重を測るために箱から出すと、2人のスタッフの方が「わぁー可愛い!!」とてんちゃんに言ってくれて、その瞬間にこらえ切れずにまた涙が溢れて止まらなくなりました。
最後に私たち以外にも可愛いって言ってもらえて、本当に本当に嬉しかった。お心遣いが本当に嬉しかった。


最後のお別れの時、沢山の想いを込めて、頭から尻尾まで何度も何度も撫でました。
お棺を閉じるボタンを押して、ゆっくりと閉まっていくお棺に見えなくなっていくてんちゃんを、目に焼き付けました。


収骨まで時間があるということで一度外に出ると、施設の煙突から陽炎が立っていて、あぁあれがてんちゃんだね、と笑い合えました。とても天気の良い日で、すでに秋へ移ろう薄い雲が高く棚引いて、これならてんちゃんは上っていきやすそうだねーと少し空を見上げました。


焼き上がったお骨は想像以上にしっかりと残っていて、生物学大好きな私はもう悲しみより興味が勝ってスタッフさんの説明をふんふんと鼻息荒く聞いていましたが(変な客)、脚の位置や指の骨、爪が残っているのを教えてもらうと、生前のてんちゃんが重なってまた泣けてきました。
お前、指の骨も残してくれたんだな、爪切るの毎回大変だったわ、なんて思いながら、白い小さな一つ一つをピンセットで慎重に骨壺へ納めていきました。


骨壺は想像していたより大きくて、なんだよてんちゃん生きてた頃と大きさあんま変わんねえじゃん!といちさんと笑って、それを抱えて帰路につきました。
てんちゃんにもおもちにも優しく温かく接し、私達の気持ちにも寄り添ってくださったペットメモリアル・ラブの方々には本当に感謝しています。ありがとうございました。




今、いつものケージの中に、遺影と共にてんちゃんは静かに眠っています。


せっかく自由になったんだから出してやれよ!って感じかもしれませんが、いつもこの位置だったので、他の場所は落ち着かなくて。何より、すっかり手癖の悪くなったおもちが何をするやら・・・想像するに恐ろしい(笑)


まだまだ、近くを通るたびてんちゃんうんこしてないかな、てんちゃん大丈夫かな、なんていつものように無意識に思って覗き込んではハッとする日々ですが、いつかちゃんと受け止めて、また笑って話し合えると思います。



学校を卒業してすぐてんちゃんを迎えて、就職、結婚、数々の転勤、出産、そして転職とこれまでの私達夫婦の人生をずっとともに生きてくれたてんちゃん。
もう少し長く一緒にいたかったけれど、あの生意気なベビーがこんなにおじいちゃんになるまで頑張って生きてくれて、私もいちさんも幸せでした。



らんちゃんにはもう会えたかな。二匹でまた一緒に丸まって眠っているんじゃないかなぁと思います。


7年7か月、本当にありがとう。あの日選んだのがてんちゃんで本当に良かった。


次こそ、約束は違えないから、もしてんちゃんが良かったら、父ちゃんと母ちゃんの本当の子供として戻ってきてくれたら嬉しいな。考えといてね。



またね、てんちゃん。


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青森へ、新幹線で。【移動編】

下書きのまま放置してしまっていたのでかなり前の話になりますが、今年五月初旬の五日間、おもちを連れていちさんの実家(青森県)へ帰省してきました!


はてさてしかし、行き帰りに立ちはだかるは浜松から青森まで、東京での乗り継ぎ含め、新幹線で約六時間の大移動。

一歳を目前に控え、動きたい気持ちは強いけど歩けはしないお転婆娘を宥めすかしながらの地獄の行軍でした…(笑)


未満児は基本的に大人の膝の上での乗車となる(確か席を取ることは可能、ただし勿論その分の料金は取られます)ので、私かいちさんの膝の上で過ごしていたのですが、もうすごいったら…

景色が見られるようにと窓側の席にしたのですが、行きも帰りも朝早い運行だったためか乗車率が高く、切符を買う時点(出発当日の朝…遅すぎた…)で二人がけの席は取れませんでした。


これ、一人で乗る出張や通勤のサラリーマンが多い時間帯なので、他人に気を遣わなくて済むように二人がけの席が先に埋まってしまうのです。

三人がけだと一席空けて反対側に誰かが座ったりして、窓側にしろ通路側にしろトイレに立つ時アクションを起こさなければならない。二人席で一人埋まっていれば、他に空席があればわざわざ他人の真横に座りたくないですもんね。


わかる!わかるよー!私もそうするもん!
でも!!
こういう二人連れや子連れにとってはなかなか困る…

とはいえそれを責めることは出来ないので、私達のような状況で、朝や夕方の通勤・帰宅時間帯に新幹線の利用が被ってしまう場合は、日にちが決まった時点で、もう、なるはやで!!切符をゲットすることを強くおすすめします。

勿論、その時間帯を避けた方が新幹線内は比較的空いていることが多いのでそちらがおすすめ!


少し話がそれましたが、じっとしているのが大嫌いなおもちは、動きたくてたまらずあっちにそわそわこっちにバタバタ、ええい放せえぇい!!とギャーギャー叫んで仰け反りまくり。

玩具やおやつ、お茶、スマホとあらゆる手段を講じてこの怒れる怪獣を鎮め、鎮めては荒ぶり、荒ぶっては鎮め…暴れ疲れて寝てくれたときは束の間の休息タイム。

それを繰り返し、夫婦代わる代わる抱っこでデッキ族になりながら、なんとか到着した頃には共々ぐったりでした…

もう一度言います、子連れの遠出はなるべく早く、日程が決まったら一日も早く切符等の手配を…!!


あ、ちなみに今回の切符は駅のみどりの窓口(駅員さんが窓口で切符を用意してくれるあそこ)で用意してもらったのですが、一つ失敗が。

女性の駅員さんが、わざわざ多目的室近くに座席を用意してくれたのですが。

(新幹線内には授乳や、体調不良の際に利用できる多目的室が備え付けられています。ちなみに普段は鍵がかかっているので、利用時は車掌さんに申告して鍵を開けてもらわないと使えず、先客がいた場合は使えない時もあります)

先日のブログに書いた通り、おもちはもう、授乳をしていません。そのため多目的室を利用する必要はなく、それより必要なのは、おむつ替え台のついたトイレ!

駅員さんのお心遣いはとっても嬉しかったのですが、そこが抜け落ちていた私は尻に異臭を放つ爆弾を挟んだおもちを抱え、車両二両分の移動を余儀なくされました…お昼時だったので余計焦った…


なので、授乳期を過ぎた皆様。
大切なのは多目的室ではありません、おむつ替え台です!!

お子さんの成長に合わせて必要なものは変わっていくので、行くのは同じところだから…と思わず、是非お出掛けの際は情報のアップデートをしておきましょ!

そんなこんなで、てんやわんやな乗車でしたが、子供好きらしい若い外国人カップルがおもちにニコニコしてくれたり、三人席で隣になってしまったおじさんやお姉さんは、おもちの荒ぶりで何度も席を立って迷惑をかけてしまったのですが、一度もイライラしたりせずおもちに優しかったし、停車駅の乗降で私たちの席近くを通過するお客さんが「可愛いねぇー!」と言ってくれたり…

あと何より嬉しかったのが、停車駅での待ち時間中(私たちは車内で発車待ち)、次の新幹線を待ってホームにいた修学旅行らしき中学生くらいの子達が、窓に張り付くおもちを見て笑顔で手を降ってくれて、私が口パクで「ありがとう!」と伝えるとニコニコぺこりと一礼してくれて…あんまり嬉しくて優しい空間で思わず泣きそうになった(笑)

そんな風に沢山の優しさに触れて、とても暖かい気持ちになりました。何かと責められがちな子連れはただでさえ肩身を狭く感じてしまうので、私もいくつになっても子連れ家族には優しくありたいと思ったし、おもちにもこのもらった優しさを引き継げる人になってほしいなぁと強く思いました。

さてさてそして、なんとか!無事到着した青森県

ちなみにこの帰省は重大な任務を抱えていたのです…

が、それはまた次回ということで。
まずは移動のあれこれでした。



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倉敷珈琲店行ってきた

今日は近場に出来たことからずっと行きたかった、倉敷珈琲店に行ってきました!

今までコーヒーは体質的に合わない(飲むとお腹がゆるくなる、酷いと動悸がしたり体がだるくなる…家族もそうなので遺伝的なものかもしれません。)ので、特にこだわりも無く、コーヒーショップも好んで行かなかった我々。

でもコメダに行くようになってから(以前ブログにも書きました、子連れコメダの話→
shirotaro5.hatenablog.com
)メニューの豊富さや、モーニングのシステムですっかり魅了され、まずはチェーン店から攻めているところです(笑)

倉敷珈琲はサイフォン式でコーヒーを淹れるそうで、おぉーなんやそれよく分からんけど良さげ!という軽い発想でレッツゴー!

今回は倉敷珈琲店浜松蜆塚店へ。

駐車場は台数が多く、敷地も広いので、友達との待ち合わせでそれぞれ車でも余裕で停められそうでした!

そして店内は路面店なこともあり、広々として席も多く、天井も高くて開放的な感じでした。
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平日の午前中ということもあってか混雑はしていませんでしたが、適度に何組か他にお客さんはいて、赤ちゃん連れのママさん達や老夫婦、仕事の打ち合わせらしきグループなど客層は様々で、人の話し声も空調の音も良い意味でBGMになって、とても居心地が良かったです。

メニューは、コーヒーの種類がとにかく豊富!そしてそれぞれの特色もしっかりメニューに説明書きがされていて、私のようにコーヒーにこだわりのない人でも気分や好みに合わせて選びやすかったです。
そしてからのカップとソーサーと、フラスコに入った状態のコーヒー1.5杯分が運ばれてきて、自分で好きに注いで飲むスタイル。
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自分で注ぐってだけでなぜにこうテンションが上がるのか(笑)
とっくに大人の年齢であるにもかかわらず、「おーう私、おっとなー!」な気分でした。精神年齢は未だに高校生くらい・・・

モーニングは、飲み物の値段にプラスいくら、という風になっていて、選べるセットも種類が多かったです。

こちら私が選んだフレンチトーストと、
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いちさんが選んだたまごサンド
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美味しかった!
またゆっくり行きたいなぁと思います。

#ちょうどいいお店

「メシコレ」公式ブロググループ
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さてさて、いちさんのFBやブログにて書かれていますが、ついに福井への移住も一週間後に迫りました。

夫の転職、私の退職、おもちの保育園転園、引っ越し等々・・・かなりの人生の大転換、色々あったのでまたそれもブログで書けたらと思います。

今日はこの辺で!



おもちの父ちゃん、いちさんのブログも宜しくお願いします! ↓
ichisan0621.hatenablog.com

小説執筆を再開しました

久々のブログ更新なのにまたしても育児関係ありません(笑)


実は私、高校生の頃から遊びで小説執筆をしておりました。ええまさに、あの頃流行った携帯小説の影響です(笑)

それが少しだけですが予想以上の反響を頂けて、当時の私はめちゃめちゃ調子に乗り、それが趣味になり、細々とではありますが時たま気が向いたときに物語を書くことは未だに続けていて、ここ最近またさらにそれを表現したい気持ちが強くなっています。


以前いちさんの話でちらっと書きましたが、馬鹿な夢かもしれませんが、心の中では本気でいつか小説家になれたら、と思っています。

高校時代から「面白いよ!」と知人にコメントをもらったり、学生の頃恥を忍んで下書きを読んだ友達から「本気でやれば良いのに!」と言ってもらえたり、信頼する友達にこの夢を打ち明けたら心から応援してくれたり、常に応援してくれるいちさんの言葉に…

沢山の人に支えられて、まだ書くことを続けられています。だから、もっと頑張りたい。

馬鹿にされたりすることが怖いけれど、それより次のステップに進みたい。
だからまた頑張ろうと思います。


駄文乱文ではありますが、高校生の頃から完結できていないストーリーも含め、Eエブリスタという小説投稿サイトにて公開しています。

隙間時間、暇だからちょっと読んでみてやるかー、って感じでも十分嬉しいし大いにモチベーションになるので、良かったら読んでやってください!

これから、また本腰あげて執筆頑張ろうと思います!
私の公開作品はこちら↓
https://estar.jp/_crea_u?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNr0W6BLqqqOg0

ほんとに、もし、良かったら!!笑

宜しくお願いします!頑張ります!